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NO LIFE, NO WORK.

人生あってのしごと話。

「社会貢献」を体験する新人研修プログラムを実施しました。

 

新入社員向け研修の一環で、「社会貢献」を体験するプログラムを実施しました。

人事から研修枠を割り当ててもらう形で、社会貢献担当と企画準備をしてきました。自分は現場社員からの支援という形で参画。

どちらかとういうと企画準備側の目線から、内容と感想を紹介したいと思います。 

社会貢献体験プログラム概要

さまざまな支援先へチームに分かれて活動する形態を取りました。

大まかな流れは、説明会→チーム分け→事前準備→活動当日、という感じです。説明会から活動当日までの間がちょうど1ヶ月ほど。

チーム分けしてからは新人さんたちは研修の合間でコミュニケーションを取り合って準備を進めて(チームによってかなり差はある)、当日に臨みました。

当日の活動日程はこんな感じです。

  • 1日目 午前:全員で清掃活動
        午後:各チームに分かれて事前準備。社内の社会貢献活動紹介など。
  • 2日目 終日:チームに分かれて各活動先へ
  • 3日目 午前:チームに分かれて各活動先へ。
        午後:社内に集まり全体振り返り会

※東北復興支援のチームは移動時間などもあり振り返り会は不参加

 

企画準備

企画を始めたのは説明会の2〜3ヶ月前。コンテンツの準備期間としては長すぎず短すぎずという感覚。いや、すみません、自分は現場社員の忙しさを理由に、言いたいこと思いついたことを言うだけの感じだったので、コメントできる身分ではありません。。

細かな準備や調整については、社会貢献担当の社員さん、研修準備を請け負っていただいたボランティアセンターの皆さまにおきましては相当に忙しかったことと思います。ちょっとした繁忙期状態だったと思います。。ありがとうございます。経験のある外部団体さまと活動にフルコミットできる内部社員さんは必須だと思いました。

あとは調整という意味でいうと、研修としての時間枠がもともと人事から割り当てられていたので、このあたりの調整はほぼ不要。ゼロから始めるという場合は社内調整が大変かもです。トップダウンでもない限り1〜2年スパンになるかなと想像。

 

終えてみて

準備だいじ。

なにごとも準備は大切と言いますが、本当にそうです。今回は社外で経験のあるボランティアセンターさんの事例をベースに作り上げていく形となりましたが、それでも、社内の文脈や目的をすりあわせることがまず大切だと思いました。

何のためにやるのか?新人さんたちに何を得て欲しいのか?

今回うちのケースでいうと大きくは次の2つでした。

  • 会社の社会貢献感の体験
    うちの会社では、「会社員である前に、良き市民であれ。地域に貢献せよ」的な指針があるのですが、割とスローガンだけに終わらず、社内でも言えば伝わる程度には浸透しており(人によって心の中でどう思うかは別にして…)、社会貢献活動も奨励されています。1つめはこのバランス感を身をもって体験すること。会社員をやりながら本業外の社会貢献活動をするということ。

  • 多様性のあるコミュニケーションの体験
    お年寄り、障がいを持った方、育児中の世代、震災に遭われた方、学生。日ごろ接点の少ない人たちとの交流を通じて多様性を身をもって体験する。違いやお互いの立場を理解したり、認め合うことを学ぶ。前提を暗黙を共有していて"あうん"で会話が始められないローコンテクストな中でのコミュニケーションがどいうものか考えるきっかけになること。

 

あとはボランティアセンターの方がいつも言われていることなのですが、ボランティア活動での基本である「手持ちぶさたにならないこと。やれることがあること」は気をつけたと思います。スケジュールを組んでみるとチームによっては活動にぽっかりと空き時間ができてしまうことも見えてきて、この空きをいかに埋めるか?準備後半はバタバタながらも調整に苦心しました。とりあえず詰め込んだ感はありますが(笑)、流れと内容がズレすぎていないかをチェックしながら空きを埋めていきました。

準備の時間があるんです、とか、ちょっと暇してしまうかもなんです…、ということを支援先に相談したら良いアイデアをいただけたりして大いに助けられました。

 

振り返りだいじ。

活動先はさまざまに準備していても、1人が行けるところは1つ。それぞれが活動してきた内容を全体でシェアします。

どういう人たちがいたのか?自分はどう思ったのか?これから何が必要と思ったのか?同じだった部分、違う部分が当然あります。新入社員同士で感想を言い合い、もう一度考えて言葉にまとめることで意味が残っていきます。

もうひとつは企画準備側からフィードバックを必ず行うこと。

活動先ではびっくりすること、これで良かったのかな?と不安だったり違和感を感じることが当然あるわけです。これを経験者として受け止めて共感した上で、それがどんな意味を持つのかフィードバックする。そうすることで次に活かせる経験に変わります。(これはいつもお世話になっているボランティアセンターの方にお任せだったのですが、この方は本当にすごい。。さまざまな活動先がある中で、新人が経験してきたであろう光景を即座に把握して、それがどんな経験であったか、次にどう活かせると良いかということを、パッと反応してひとことふたことで返していく。ほとんど瞬間芸。。プロフェッショナルです。。)

 

* * *

 

新人たちには入社して1ヶ月半ちょっとというタイミングで、社会人研修も一通り終わり、各分野の業務研修に移ってきたあたりの時期。少し毛色の違った研修で良い刺激になったようです。

うちの会社がIT系ということでの感想になりますが、ITがますます世の中になくてはならないものになっている今、様々な場所での活動は貴重な機会になったと思います。

ITがどう使われているのか?施設の職員さんのITスキルはどうか?困っていることはどういうところか?これからのITはどのように活用できたら良いものになっていくか?

企画側からは特に直接メッセージを発したわけではないのですが、みなさん思い思いに結びつけて考えていた様子が振り返り会からも伝わりました。

支援先の方から「障がい者にも使えるパソコン作ってねー!」と帰り際に叫ばれたんです、という新人もいました。こうした言葉が彼らの今後の社会人人生にどう影響を与えていくのか、見守っていきたいと思います。

 

余談ですが、準備をしていて外部の方とコミュニケーションするときに「新人」のことを何て呼ぶかいつもしっくりこなかったんですよね。いつも迷いながら「新入社員」とか「新人さん」とか「新人」とか表現していました。「新人」だと上から目線な気がするし、、「新人さん」だとお客さん感あるし、「新入社員」だと少し堅苦しい?。これから一緒に働く仲間ですからね。

いつか一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

 

P.S.
自分は両立支援系のNPO法人2団体の準備をメインにお手伝いをしていたのですが、これはこれで別でまた書きたいと思います。 

 

参考

新人研修の中で ボランティア!?
東京ボランティア・市民活動センター〜三菱東京UFJ銀行の取り組み〜
http://www.tvac.or.jp/attach/kigyo_guidebook_6_2.pdf