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NO LIFE, NO WORK.

人生あってのしごと話。

こどもプログラミングワークショップに参加しました。

 

子どもが小学校に上がったこともあり、関心が向いているプログラミング教室。いろいろな教室やツールがある中、とくに考え方に感銘を受けているこのブログの方。ワークショップが開催されるとのことで娘(6歳)と行ってきました。

 

dig-learning.hatenablog.com


参加したのは「まちづくり入門編」という位置付けで、過去に4時間でやったものをベースに、入門編、前編、後編と分けたものの入門編でした。

参加者は、年少〜小4まで10人強。みなさん親子連れでした。みんな良い子で親子仲良さげ。まぁ、自分も娘とデート気分でわくわく出かけたわけですが。

さて、事前の宿題で「今日来る途中で見つけた街のものを覚えておく」というものが出ていましたが、ゴミ収集車やバラや川やラジコンなどいろいろ。うちの娘は「信号機」でした。

 

ワークショップ内容

教材としてはlittleBits(リトルビッツ)という電子ブロックみたいなキットを使いました。色ごとに役割があって、これが磁石でくっついていくんですが、くっつける順番でプログラミング的なものができるという仕組みです。
これを親子セットで(あくまで子どもが主役で)ワークショップ形式で進んでいきました。

【littleBitsの色分け】
青:電源
赤:制御(スイッチ、感圧センサー、感光センサー、タイマースイッチなど)
緑:出力(ライトやブザー、モーターなど)
オレンジ:分岐(延長ケーブル、三つまたなど)

【進行】
1. 最初は、電源(青)とスイッチ(赤)とライト(緑)を組み合わせて、スイッチ押したらライトが点く、みたいな原理を知るためのレクチャー。
2. 次は、いろいろなスイッチや出力系を思い思いに組み合わせて遊ぶ時間。
3. 最後に、20分くらいで宿題の「街のもの」をモチーフにして作ってみる時間。

今回の入門編の流れとしては、こんな感じかと思いました。

1. 道具の原理を知る
2. 道具ごとの意味や違いをいじって学ぶ
3. 完成イメージをもって何かを作る

うちの娘はお題である街のものとして「信号機」を挙げていたので、最終的には信号機を作りました。
スイッチを3つ、その先に赤黄青のライトをそれぞれつけて、スイッチを押すと信号機になれるものを作り上げました。
3. は実はもう一捻りあって、作ったものに自分ならではの面白いと思うものをくっつけちゃう、というお題がありました。娘はライトの先にブザーやファンをつけたりしながら、「赤信号のときは風が来て、青信号のときはブザーが鳴る信号機」というものを作ったりしてました。

 

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ワークショップの工夫


小学生が対象ということで、進行の工夫も少し必要なんだろうなということで、なるほどと思ったものをいくつか挙げておきます。

・ベル
注目してほしいときにカランカランと鳴らす。声で呼びかけても反応しないけど、音に反応する児童のふしぎ。

・親のフォロー
だいたい親子でセットになって作っていたのですが、親が手を出しすぎないようにちょっとした配慮とコミュニケーションを行う
(ちなみに、信号機のライトは父さんが色調整をしてしまいました。RGBを小さなネジで調整するタイプで、これはついついやってしまいました。「それ黄色じゃない!」とか娘からの注文は厳しかったですがw)

・全体時間
小学生低学年くらいだと1時間半くらいがちょうどいいのかな。でも、終わってもずっといじり続けてる子もいました。

・子ども同士の刺激
littleBitsは、パソコンやタブレットの画面の中の話ではなくて、ブロックのように物理的な実体がある。なので、近くの子が作っているものが自然と目に入ってくる。「あ、あんなことできるんだ」「あれどうやってるんだろう?」みたいな気持ちが自然と生まれるだろうなと思いました。
たぶん、これ結構重要なことで、子ども同士の学び合いを企画や環境としてどうやって仕込んで行くかはワークショップの肝だろうな、と思いました。

・子どもの発表
何を作ったのか?どういう動きをするのか?付け足したものは何か?という点で作ったものの発表をする時間がありました。
時間の都合上、全員の発表はできず、発表したい子が立候補する形に。娘はもじもじして手を挙げませんでした。でも、各親子で親に説明する時間が設けられていてこれは良いなと思いました。子どもが何を考えて作ったのかうんうんと聴く時間はとても大切だと思いました。あと、親に説明する時間中、先生が回りながらひとりひとり聴いていくのもよかったです。娘はできたものを先生に褒めてほしかったみたい(笑)

 

感想

娘は昔からブロック好きなので、行く前にどんな会かを簡単に紹介すると「ぜったい好きそう(笑)」と自分で言っていました(笑)
最初は使い方がよく分からずもじもじしていましたが、一瞬「なるほど、こうするのね!」とわかったような瞬間があって、そこからは勝手にのめり込んでいきました。進行の2. の途中あたりかな。いじってると何かの原理のようなものを理解する瞬間があるんでしょうね。これが得られたのはとってもよかったと思います。

先生の最後のフォローはとってもいいですね。たかだか1時間ちょっとの工作で思い通りのものなんてなかなかできないわけですが、「どんなものを作りたかったのか」「どんなことをがんばったのか」聴くことってすごく大切だなと思いました。次へのステップややり方をその場で教えてしまうこともできると思うんですが、そういう感じでもなく、「なるほど、◯◯ということをがんばったんだ〜」とただ純粋に認めてあげる。実際の工夫は次に来たときにやればいいわけで、実際に工夫したことをオウム返し的に言葉で返してあげる。


大切なのは、
・自分なりにがんばってそれが認められたという記憶
・工夫したことを振り返って、何が自分の工夫だったのか自分で理解すること
・次にまたやりたいという気持ちを持ち帰れること
なのかなぁなんて思いました。



(余談)
littleBits、昔に似たようなTEDスピーチを観たなぁと思ったら、まさに同じものでした。実用化・製品化されたものだったんですね。びっくり。

アヤ・ブデール 「光って、鳴って、楽しく学べるブロック」

www.ted.com



(余談2)
帰りは池袋駅に寄って帰ったんですが、3フロアもあるLOFTで予算1,000円を言い渡して娘をぶらぶらさせました。
いろとりどりのテープやシール、ペンやあれこれ。目移りしながら歩き回る娘。父さんのスマフォの計算機で計算しながら、「あー1,000こえちゃう。これは返してくる」とかやってるわけです。延々と。1時間以上は店内をうろうろしてたと思う。
それが、家に帰ってからもまた黙々と作業してまして。できあがったのは「がんばり賞シール台」。ひらがなシールで名前を書いて、がんばったらキャラシールを貼っていくというもの。台紙は家にある紙で作りました。文具好き小学生的に気になるものを物色してるだけかと思ってたら、多少なりとも作りたいものを意識して選んでいたみたい。しかも弟の分も(感涙)。自分はプリンセスシールで、弟用にトイストーリーシールを買っていました。

 

こんなものも「完成イメージをもって、限られた環境の中で作り上げる」というものの体現だなって思いました。

「何かのため」や「誰かのため」があってはじめて、作りたいものが生まれてくるのかもなぁ。

 

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おしまい。